南部牛追唄 岩手県民謡

田舎なれども サァー ハァエ
南部の国はヨー
西も東も サァーハァエー
金の山 コーラ サンサエー

今度来る時ゃ 持って来ておくれ
奥の深山の 梛(なぎ)の葉を

さても見事な 牛方浴衣
肩に籠角 裾小班(こぶち)

沢内三千石 お米の出処
つけて納めた お蔵米

江刈葛巻 牛方の出処
いつも春出て 秋戻る

肥えた牛コに 曲木(くまき)ょ鞍コ置いて
金の生る木を 横付けに

大志田歯朶(しだ)の中 貝沢(かいざ)野畑
まして大木原(おおきばら) 嶽の下

牛よつらかろ いまひと辛棒 
辛棒する木に 金がなる
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

中里七ツ舞(岩泉中里の児童たち/南部牛追唄全国大会会場前) いわいずみブログより



カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

チャグチャグ馬コ 岩手県民謡

馬コ嬉しか 岩手山(おやま)へ詣ろ
金の轡に 染手綱
 「チャグチャグ馬コ もの言うた
  母様(じゃじゃ)も居ねから お入(へ)れんせ」

去年祭に 見染めて染めて
今年ゃ背中の 子と踊る

おらが馬コも 三国一よ
嫁コしゃんと曳け 人が見る

皐月柳の 北上川へ
鈴コチャグチャグ 音がひびく
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より




チャグチャグ馬コ初詣 滝沢村役場HPより

  

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

外山節 岩手県民謡

外山街道に 笠松名所
名所越えれば 行在所(あんざいしょ)
(コラサノ サンサ コラサノ サンサ)

私ゃ外山の 野に咲く桔梗
折らば折らんせ 今のうち

おれと行かねか あの山陰さ
駒コ育てる 萩刈りに

あんこ(若衆)行かねが あの山越えて
わしと二人で 蕨採り

蕨折り(売り)折り 貯めたる金コ
駒コ買うとて 皆使(つか)た

南部外山は 山中なれど
駒コ買うなら 外山に

私ゃ外山の 一重の桜
八重に咲くきは 更にない

私ゃ外山の 日陰の蕨
誰も折らぬで ほだとなる
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より


姫神山 岩手県観光ポータルサイトより

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

沢内甚句 岩手県民謡

沢内三千石 お米(こめ)の出処(でどこ)
(ハイハイトー キタサ)
つけて納めた コリャお蔵米
(ハイハイトー キタサ)
 大志田歯朶(しだ)の中 貝沢野中
 (ハイハイトー キタサ)
 まして大木原(おぎわら) コリャ岳の下
 (ハイハイトー キタサ)

沢内三千石 お米(よね)の出処(でどこ)
升で量らねで 箕で量る
 月の夜でさえ 送られました
 一人帰さりょか この闇に

沢内三千石 所の習い
姉が妹の 仲人する
 甚句踊りの 始まる時は
 箆(へら)も杓子も 手につかぬ

沢内三千石 冷水がかり
まけて給れや ご検見殿(けみどの)
 折れぬ花とは そは思わねど
 一枝折りたや あの花を

沢内おばこの 焼いたる炭は
赤くなるほど 熱が出る
 浮世離れた 牧場の小屋で
 牛に添え寝の 草枕
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

湯之沢裸まつり(長松垢離とり) 西和賀町役場HPより

 

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

気仙坂 岩手県民謡

気仙坂 ヤーハエ
七坂八坂 九坂
十坂目に ヤーハエ
鉋を掛けて 平らめた
それは 嘘よ ヤーハエ
御人足をかけて 平らめた
ヨイト ソーリャ
サーノーナー ヨーホエ 

どこの旦那様(えなさま) ヤーハエ
今朝の寒(しば)れに どこさ行く
姉コ騙しの 帯買いに
帯コ買うならば ヤーハエ
地(ぢよ)よく幅よく 丈長く
結ぶところは 鶴と亀
鶴と亀 ヤーハエ
下がるところは 下がり藤
目出度いところは 祝い松
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より


気仙川アユ釣り解禁 陸前高田市観光物産協会より

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

閖上(ゆりあげ)大漁祝唄 宮城県民謡

今朝の日和は 空晴れ渡り
(チョイ チョイ)
波静かエー
(アリャエー エノソーリャ)
浜は 大漁だエー
(ハァ エンヤサー エンヤサ)

船出せ出せと
乗り子も揃い 出(いで)て行く

歌え踊れよ 
大漁祝い たんと飲め

鮪鰹(しびかつ)混じりで
一万行李(こごり) 積み込んだ

お目出度うよ
五色の印 立て揃え

網袋(すど)船いずこか
まねぎを揚げて 呼び寄せる

東南(いなぎ)の沖から
近づき来るは 鮪(しび)と鰹(かつ)

乗り場はどこ
金華山(おやま)の近く 急ぎ行く
注=「まねぎ」とは船を呼ぶときの沖印。
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

ゆりあげ港朝市 写真提供:宮城県観光課

 

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

宮城野盆唄 宮城県民謡

ハァー ヤーレン
竹に雀は 姿(しな)よく止まる
(ハァ ドウシタネ)
踊り上手は「踊り上手は」
サァー 目に止まる
「ハァハ 踊り上手は アレサー 目に止まるヨー」
(ハァ ソウトモソウトモ ソウトモネ)

踊り上手と 噂の種を 
まいて嬉しや 恥ずかしや

揃た揃たよ 踊りが揃た
笛や太鼓の 音(ね)も揃た

冴える太鼓に 広がる踊り
広い野原も 狭い様だ

音頭取る声 山まで響く
青葉山まで 冴え冴えと
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

青葉区の田んぼ 写真提供:宮城県観光課

 

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

長持唄 宮城県民謡

(里方を出る時)
ハァー 笠をナー 手に持ちヨー
ハァー さらばと言うて
重ねナー 重ねのヨー
ハァー 暇乞いナァーエー

両手ついては 両親(ふたおや)様よ
永のお世話に なりましたぞえ

さあさお立ちだ お名残惜しや
今度来る時ゃ 孫連れて

(途中のめぼしい所で)
私ゃ嫁(ゆ)きます あの山越えて
花の故郷 後に見て

(婚家に近づいて)
今日は日もよし 天気もよいし
結び合わせて 縁となる

蝶よ花よと 育てた娘
今日は晴れての お嫁入り

(婚家について)
箪笥長持 嫁諸共に
二度と返すな 故郷に

故郷恋しと 思うな娘
故郷当座の 仮の宿
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

伊豆沼の朝の鳥の群が舞う風景 写真提供:宮城県観光課

 

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

大漁唄い込み 宮城県民謡

 <斎太郎節>
(エンヤー ドット エンヤー ドット)
松島の サーヨー 瑞巌寺ほどの
(ハァ ソレソレ)
寺もない トーエー
(アレワエー エイトソーリャ)
(ハァ ドッコド)
大漁だエー
 前は海 サーヨー 後ろは山で
 (ハァ ソレソレ)
 小松原 トーエー
 (アレワエー エイトソーリャ)
 (ハァ ドッコド)
 大漁だエー

石巻 その名も高い 日和山
西東 松島遠島 一眺め

富山は 高さも高い 名所山
見渡せば 八百八島 眼の下に

塩釜様の 御門の前の 八重桜
咲き乱れ 浮名も辰巳 西の町
(遠島甚句)
 リャ リャ リャ リャ
 (ハァ ヨイヨイ ヨイトナ)

 ハァ 三十五反の  (ハァ ヨイトサッサ)
 ハァ 帆を巻き上げて
 行くよ仙台  (ハァ コラサノ サッサ)
 オヤサ 石巻  (ハ ヨーイヨーイ ヨーイトナ)

押せや押せ押せ 二挺艪で押せや
押せば港が 近くなる

遠島どこよと かもめに聞けば
黄金花咲く 金華山

沖でかもめの 鳴く声聞けば
船乗り稼業は 止められぬ

ぜひに一度は 来て見やしゃんせ
わしが国さの 松島へ

泣いてくれるな 出船の時に
沖で艪櫂が 手につかぬ

船は出てゆく 朝日が昇る
かもめ飛び立つ にぎやかさ

南風(みなみ)吹かせて 船下らせて
元の千石 積ませたい
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

金華山(空撮) 写真提供:宮城県観光課

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

新さんさ時雨 宮城県民謡

萱の根方に そと降る雨は
音も立てねば 名も立たぬ
音も立てねど 萱野の雨はに
思い増す穂は 色に出る
ショウガイナー

萩の根方に 鈴振る虫は
今宵振らずに いつの夜に
今宵振らずに またいつの夜と
胸も急かれる 七揺すり

さんさ時雨て 時雨て晴れて
月の夜頃を 帰る君
影は隠れる 思いは残る
時雨くずしの 歌の声

二人居てさえ 淋しいものを
まして時雨る 秋の夜は
月も山の端 わが身も一人
せめて賎機(しずはた) 織り明かす
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

広瀬川  写真提供:宮城県観光課

 

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

塩釜甚句(ハットセ) 宮城県民謡

(ア ハットセ)
塩釜(ア ハットセ)
街道(かいど)に 白菊植えて(ア ハットセ)
何を聞く聞く アリャ 便り聞く
(ハッ ハッ ハットセ)

千賀の浦風 身にしみじみと
語り合(お)う夜の 友千鳥

千賀の浦風 片帆に受けりゃ
可愛いかもめが 後や先

末の松山 末かけまくも
神の始めし 海の幸

塩釜西町 鳴いて通る烏
銭も持たずに 買お買おと

さぁさやっこらさと 乗り出す船は
命帆を上げ 波枕

塩釜出る時ゃ 大手振(おおてんぶり)よ
奏社の宮から 胸勘定

塩釜港に 錨はいらぬ
三味や太鼓で 船つなぐ

押せや押せ押せ 塩釜までも
押せば雄島が近くなる
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

塩竈神社 写真提供:宮城県観光課

 

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

さんさ時雨 宮城県民謡

 さんさ時雨か 萱野の雨か
(ハァー ヤート ヤート)
音もせで来て 濡れ掛かる 
ショウガイナー
(ハァー 目出度い 目出度い) 

この家座敷は 目出度い座敷
鶴と亀とが 舞い遊ぶ

雉子の雌鳥 小松の下で
夫(つま)を呼ぶ声 千代千代と

さんさ振れ振れ 五尺の袖を
今宵振らいで いつの夜に

目出度嬉しや 思うこと叶うた
末は鶴亀 五葉の松
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

松島と月 写真提供:宮城県観光課

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ

お立酒 宮城県民謡

お前お立ちか お名残惜しい
名残情けの 含(くく)み酒

又も来るから 身を大切に
はやり風邪など 引かねよに

泣いてくれるな 今立つ酒に
わしの心も にぶくなる

目出度嬉しや 思うこと叶うた
末は鶴亀 五葉の松

今日は日もよし 天気もよいし
七福神の お酒盛

目出度目出度の 若松様よ
枝も栄えて 葉も繁る

銚子持って来い 杯ゃいらぬ 
わしとあなたは 含み酒
*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

秋の七ツ森と船形連峰 写真提供:宮城県観光課

ところで、先月29日付けでご案内していたドイツ気象庁の、福島第一原発からの放射能放出のシュミレーションについて、以下のアドレスに変わったようです。ご参考までに。
http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif

 

 

カテゴリー: お知らせ | コメントをどうぞ